才能を身につける
こんにちは。
心身芸術予防療法(PPTA)のKouです。
どうしたら役者としての魅力が向上するのか。
どうしたらダンスが上手くなるのか。
才能ある人って、めちゃくちゃ努力して魅力的になるし、上手くもなりますよね。
でも一方で、めちゃくちゃ努力しているのに魅力的にならないし、上手くならない人いますよね。
なんででしょうね。
僕、気になります。
というわけで、そのことに対して今日は書きたいと思います。
結論から言えば、天性の「才能」は身につきませんが、
後天的に「才能」を身につけることは可能というスタンスを僕はとっています。
才能を身につけるトレーニング
まず才能について考える前に、才能の定義づけをしたいと思います。
辞書によると
「物事を巧みに成し遂げる優れた能力」
「物事を巧みになし得る生まれつきの能力」
とあります。
ということは「物事を巧みに成し遂げる能力」を身につければいいだけだと思いませんか?
才能を後天的に身につけたければ、
まずはそこを目標にしてトレーニングしてみましょう。
役者・ダンサーには「身体を扱う仕事」という大きな前提があります。
ということは「身体」を「コントロールしつくす」ことができれば役者・ダンサーとして
一つの武器になります。
辞書に書いてある才能の定義である「物事」の部分が「身体」に該当します。
そして「コントロールしつくす」というのが「成し遂げる能力」に該当します。
では「コントロールしつくす」とはどういう状態なのでしょうか。
それは、筋肉、神経、関節、内臓、ホルモン、血液、重心感知、認識、精神に至るまで、手に取るようにコントロールできる状態をさします。
今までに頭おかしくなるくらい舞台を見てきましたが、
素晴らしいダンサー・役者は「コントロール」能力に長けています。
身の回りにいる、数十年に一度の飛び抜けているダンサー・役者を思い出してみてください。
素晴らしいコントロール能力をお持ちだと思います。
めちゃくちゃ身体の使い方がうまいなこの人・・・って人いますよね。
一例ですが、
才能を身につけるための一つの要素である、重心感知のワークには以下のようなワークがオススメです。
重心感知能力と上肢の安定性がコンテンポラリーダンサーには必須。
— Kou (@koutopo) 2018年4月30日
重心感知能力の向上には以下のようなワークがおすすめ。
可能ならばこの状態で2分はキープしたい。 pic.twitter.com/Ee9wNg8tUE
※なんか動画が好評だったので、今後もたまに載せようかと思います。
知りたい方はフォローミー。
細かいやり方などは動画では伝えられないので、ご希望の方はPPTAまでトレーニング希望の連絡をください。
この他にもワークは多岐に渡りますからね。
あ、この動画の練習だけをがむしゃらに行ってもダメですよ。
同様に、がむしゃらに踊っても演技の練習をしても「才能」あるね!と言われる水準に達することはできませんからねー。
なぜならばパフォーマンスの構造が、
がむしゃらに練習するだけではハイパフォーマンスに達することができないようになっているからなんです。
身体機能 → 稽古 → 表出するパフォーマンス
すべてのパフォーマンスには「身体」が存在します。
ということは「身体」の機能が良くなければ、どんなに稽古してもそれなりのパフォーマンスにしかならないということです。
もっとわかりやすく言えば、
身体の状態が良くない状態で練習しても、ただ疲労するだけの練習になってしまって時間がもったいないよーということです。
才能あると言われる人って、この身体機能がそもそもすぐれています。
身体機能が優れている状態で練習すれば、身体操作も自然に上手くなり、
身体操作が上手い状態で練習すれば、効率的にその練習の効果を出すことが可能です。
超効率的ですよね。
僕自身、ダンサーとして現役で活動していた時に、この思考方法を知りたかったです。
すでに時遅し・・・・
ちなみに、残念ながら先天的に身体機能がすぐれている人は稀です。
特に舞台業界で身体機能が優れている人はめったにいない。
なぜかというと、多くの場合舞台では、
一言に身体機能や身体操作が「才能」とひとくくりにされてしまっているから。
そもそも考えないんです。
考えても、「言葉にした途端に意味が変わってしまう」「みんなが才能あったらつまらない」とかで、
議論にも上がらないんです。
すごくもったいない。
本当にもったいない。
MOTTAINAI
もっと頭を働かせようよと。もっと意識的に自分の未来を考えていこうよと。
だって、このように才能を論理的に解釈することは可能なんですもん。
きっと何かが変わる
あくまでも今回の話は一例で、才能についてはいつかまた書きたいなと思いますが、
才能は絶対に手に入るものだと思っています。
PPTAでは「才能」を様々な視点から解釈し、それを得られるトレーニングや思考方法を提供しています。
学び、考え、常に進化して現時点での最良なものを皆さんに提供していきます。
きっと何かが変わっていきますよ。
変えていきましょう。
おわり